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「他の歯科医院で行ったインプラント治療の再治療」&「セカンドオピニオン」に対応しています
現在の歯科医療の分野で、インプラント治療が素晴らしい治療法であることは間違いありません。しかしながら、一方で、インプラント治療の失敗や治療後のトラブルも全国的に急増している事も事実です。
2013年の米国歯周病学会のデーターによると、インプラント治療後10年間で50%の割合で問題(合併症)がある事が発表されました。米国と日本の比較では、日本の技術水準の方が遅れていると考えており、日本におけるインプラント治療の予後が、5年、10年と経過すると様々なトラブルを抱える患者さんが今後急増していくと言われてもいます。
これからインプラント治療を検討している方以外にも、既に他の歯科医院でインプラント治療を受けた経験のある患者さんや、他の歯科医院で現在治療中の方でも当院ではセカンドオピニオンにも対応します。
インプラント治療でお悩みのかたは、お気軽に当医院に御来院下さい。専門医による適切なアドバイスができるかもしれません。
こんなことで、お困りではありませんか?
● 埋入したインプラントが抜けてしまった
● 埋入したインプラントがグラグラする
● インプラントを入れた部位に「痛み」がある
● インプラントを入れた部位に「しびれ」がある
● インプラントを入れた部位の「歯ぐきが赤く腫れている」
● インプラントを入れた部位の「歯ぐきが下がってきた」
● インプラントが露出してきた
● インプラントを入れた部位の歯ぐきから「出血」している
● インプラントを入れた部位の歯ぐきから「膿」がでている
インプラントの成功と失敗
サバイバルレートはたしかに95%と言われています。
ところが、5~10年のインプラント術後の問題発症率は50%ほどと言われています。
しかしながら、この数値は米国における数値であり、日本ではもっと悪い問題が多く発症していることが予測されます。
インプラントの成功率90%という言葉を目にすることもありますが、一体、インプラントの成功とは何でしょうか?成功と一言でいっても定義は様々です。
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サバイバルレート
インプラント支持に固定性FPDSの生存率
5年経過後 95%生存 (10年経過後 86%生存)とされています。つまり、インプラントを埋入し、5年後にインプラントが抜け落ちてしまう可能性は、わずか5%程度です。しかし、
インプラント合併症の発生率
5年経過後 38% インプラント合併症を発症と報告されており、10人に4人の確率で合併症を発症しています。当院では、「インプラント合併症を発症しない=インプラントの成功」と定義しています。
引用論文:
Pjetursson BE, Tan K, Lang NP, Brägger U, Egger M, Zwahlen M.
A systematic review of the survival and complication rates of fixed partial dentures
(FPDs) after an observation
period of at least 5 years.
Clin Oral Implants Res. 2004 Dec;15(6):625-42.
インプラント合併症 インプラント周囲炎とインプラント周囲粘膜炎
それでは、どのような合併症を引き起こすのでしょうか?インプラント治療における主な合併症は、インプラント周囲炎とインプラント周囲粘膜炎です。そして、それぞれの発症率は、以下のように報告されています。
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インプラント周囲炎の発症率
患者全体の28~56% 、インプラント総本数の12~40%インプラント周囲粘膜炎の発症率
患者全体の80% 、インプラント総本数の80%引用論文:
Linde J, Meyle J. Group D of European Workshop on Periodontoligy. Peri-implant
diseases:
Consensus Report of the Sixth European Workshop on Periodontoligy.
J Clin Periodontal 2008;35(8 Suppl):282-285.
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インプラント周囲炎とは
インプラントも、天然歯と同様、歯周病に罹ります。(炎症を起こします。)
インプラント周囲粘膜炎・・・インプラントの周囲粘膜に炎症が起きている状態
インプラント周囲炎・・・炎症が進行し、骨にまで到達している状態左図は、健康な天然歯とインプラント周囲の状態を表しています。
一方、右図は、健康な天然歯とインプラント周囲が歯周病の状態になっていることを表して います。赤いマルで囲んだ部分は、炎症が骨まで到達しているのを表しています。
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インプラント周囲炎の主な自覚症状とは
● 埋入したインプラントがグラグラする、または、抜けた
● インプラントを入れた部位に「痛み」がある
● インプラントを入れた部位の「歯ぐきが赤く腫れている」
● インプラントを入れた部位の「歯ぐきが下がってきた」
● インプラントが露出してきた
● インプラントを入れた部位の歯ぐきから「出血」している
● インプラントを入れた部位の歯ぐきから「膿」がでている -
インプラント周囲炎の治療法
実際に、リカバリーインプラント(インプラント再治療)をされた方を例にご説明します。
リカバリーインプラントの流れ
例1)入れたインプラントがグラグラする
治療の流れ1
他の歯科医院にて、インプラント治療を受けたが6年後に、歯がグラグラして、咬めな くなったため当院を受診。治療の流れ2
レントゲン写真です。合計9本のインプラントが埋入されています。(赤いマル)そして、インプラント以外の歯が、重度の歯周病に罹っています。(黄色いマル)治療の流れ3
次に、CT写真で9本のインプラントについて、インプラント周囲炎の診断を行います。治療の流れ4
インプラント周囲炎を発症している部分に、FGG(遊離歯肉移植術 )を行います。治療の流れ5
インプラント以外の部分で、重度歯周病に罹っている部位について、不良インプラントを除去、抜歯、歯周外科、FGG(遊離歯肉移植術 )を行います。治療の流れ6
治療後の写真です。例2)他の歯科医院にてインプラント治療を行ったが、(見た目など)審美的な仕上がりに不満
治療の流れ1
Incisal Line(インサイザル・ライン)とMid Line(ミッド・ライン)について、分析を実施。審美的基準の黄金比について 前歯には、審美的基準の黄金比があります。
1. 前歯の横幅は、一番の前の歯から 1.615: 1:0.618の比率。
2. 一番前の歯の縦横比はL(1.6):W(1.0)。
3. 歯列が描くインサイザルラインが、少し丸みを帯びた曲線になっている。
4. 2本の前歯の間を通るミッドラインが、顔全体の正中線と一致している。治療の流れ2
レントゲン検査を実施。⒉本のインプラント治療が行ってあり、骨にもしっかりと埋まっている。
しかし、骨増大術を行っていないため、インプラントを正常な高さと位置に埋入できていない。結果、審美的な障害(歯が一本だけ長くなっている)を起こしている。治療の流れ3
インプラントも除去して、GBR法で十分な量の骨を増成。
再度、正しいインプラントによる審美修復を行なう選択もあるが、患者さんと十分相談をした結果、インプラントフィクスチャー(歯根部分)のみそのまま残し、CTG(歯肉移植)で古いインプラントを隠すように歯肉のボリュームを増大した。
逆に、右上3、2、1番部は歯の長さが短いので、歯冠長を延ばすフラップ手術を行ないました。治療の流れ4
最終的な治療結果です。 結論として、無理に最初からインプラント治療を行なわないほうが良かったと思われる方です。
また、もし、前歯部にインプラント治療を行な場合には、正しい位置にインプラントを位置づける。骨量が少ない場合には、適切な骨増大術のテクニックをともなった医療機関で治療を受けるべきでした。
リカバリーインプラントに関する無料カウンセリング
インプラント治療を受けられた方で、
● 不具合がある方
● 腫れ、痛み、出血、などの自覚症状がある方
● インプラント周囲炎が疑われる方
などを対象に無料カウンセリングを行っております。
*状況を正確に把握するためにCT撮影(20,000円 税別)が必要になる場合もあります。その場合は、事前に了承を得たうえでCT撮影を行います。
*セカンドオピニオン (他の歯科医院で治療中の方)は有料となります。
*セカンドオピニオンの場合、1時間1万円(税別)となります。
専門医が貴方のお口中を拝見し、現状と今後の治療方針について丁寧にご説明致します。また、当院でリカバリーインプラント治 療をするしないに関わらず受診が可能です。治療を開始する義務はありませんのでご安心して受診ください。
当院は、完全予約制となっています。
予約は、電話、または、メールでお受けすることが可能です。
お電話でのご予約は、0120-517-775 まで。
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*最終受付は12:30、18:30(土曜日は17:30)です。初診、または治療内容によっては18:00(土曜日17:00)となります。
予約の患者様優先になります。ご了承ください。